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施設選びは大切!施設の種類、特徴をご紹介 〜後編〜

「施設の種類、特徴をご紹介 ~前編~」で主に要介護状態を対象としている施設についてご紹介しました。後編では、主に自立状態の方を対象とした施設をご紹介します。

前編では、「介護」というイメージが強かったと思いますが、今回は「介護」のイメージは強くありません。あなたにかかる負担も多くはありません。

今回で、自立状態の方を対象にしている施設の種類や特徴を知り、あなたに合った施設をお選びください。

 

 

✔︎表で比較

✔︎施設の特徴

 ・サービス付き高齢者住宅

 ・軽費老人ホーム、ケアハウス

 ・健康型有料老人ホーム

✔︎まとめ

 

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<主に自立状態の方を対象とした施設>

施設の種類

受け入れられる介護度

認知症の受け入れ

サービス付き高齢者住宅

自立~要介護3

軽費老人ホーム

自立~要介護3

ケアハウス

自立~要介護3

健康型有料老人ホーム

自立のみ

✖️

 

 

 

 

✔︎施設の特徴

サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅は、「住宅型有料老人ホーム」と同じく、介護のために施設ではなく、高齢者向けの住宅という位置づけです。

介護サービスは、利用者が別途外部の訪問介護事業者やデイサービスと契約するため、サービス付き高齢者向け住宅のスタッフは介護保険サービスは提供しません。ただし訪問介護事業所が同じ建物内にある場合などは、職員が2つの事業所を兼務して、介護保険サービスも提供することがあります。

サービス付き高齢者向け住宅で勤務する場合は、仕事内容や勤務の形態を事前に確認しましょう。

 

 

軽費老人ホームケアハウス

軽費老人ホームとケアハウスは身体機能の低下や、家族からの援助が受けられないなどの理由で、住まいに困難を抱えている人を対象としている施設です。

入居条件、暮らし方などから「A型・B型・C型(ケアハウス)」という3タイプがあり、そのタイプごとに入居者や、スタッフの仕事内容も変わってきます。

A型・B型は生活のサポートをすることに重きを置いていますが、C型(ケアハウス)は介護サービスを多く提供しています。

軽費老人ホームで勤務する場合は、どのタイプなのか、どんな仕事なのかをよく確認しましょう。

A型・B型は軽費老人ホーム、C型はケアハウスとお考えください

 

健康型有料老人ホーム

健康型有料老人ホームは、自立の方を対象とした有料老人ホームで食事の提供や困った時の緊急対応のみを介護サービスとして受ける施設です。

介護が必要となった場合は介護サービスを受けることができる施設に移ることになるため、入居者は基本自分でなんでも出来ます。

シニアライフを楽しむための図書館やスポーツジム、シアタールームなどの設備が充実していることも特徴になります。

介護を受けることを目的に入居されているのか、家として入居されているのかにより、介護職として目的を理解した上で適切な距離感で介護をすることが必要になってきます。

ですので、こちらも事前に確認することが大切になってきますね。

 

 

今回は主に自立状態の方を対象とした施設をご紹介しました。

自立状態の方を対象にした施設では、介護職としてのやりがいはあまり感じることは出来ないかもしれませんが、あなたにかかる負担は少ないです。

あなたが求める働き方や介護の考え方にあった施設をお選びください。

まだ、「前編」をご覧になっていない方は、ぜひご覧ください!